足音

両手いっぱいの未来

SnowManの進む道の話

 

 

 


私は常日頃から、あんまり後悔をしないように意識している。

 

あの時あぁしてたら、とか、なんでこうなったんだろうって悩むより、どちらかというと今とこれからのことを考える。過去は変えられないけど、未来は今からの行動で変えることができるから。だから、SnowManが6人から9人になったことも多分比較的早い段階で飲み込むことができた方だと思う。多分「受け入れた」「受け入れられない」というより「事実として認識して受け止めた」が一番近い感情なのかな。

 

後悔はしないようにしてる、と言ってみたものの、「もっともっとグッズが売れてたら」「YouTubeでたくさんの動画を100万再生できてたら」何か変わってたのかなぁってぼんやり考えてしまう。ちょうど一年前の2/3にアップしたブログで「あの時もうちょっと頑張ってたら、何か変わったのかなぁとか、絶対思いたくない」って言ってたのに、その通りになってしまったなぁって凹んだ。


受け止めてはいても、もちろん喪失感はハンパなかった。別に受け入れられたら偉いとは思わないし、受け入れるべきだ!とも思わない。

ただ、怒涛の様に流れてくるTLで「受け入れた人やSnowManは6人であることをそんなに大事にしてなかったんだ」「SnowManはファンに対して誠実じゃない」そんな言葉を見た。私から見たSnowManはすごく誠実で、6人であることにプライドを持って大切にしてたし、私も6人であることをめちゃくちゃ大事にしてたよ。多分、ひかるくんが大事に大事にしてるものだから、自分も大事にしたいって思えてたんだろうなぁ。


6人を大事にしてたならなんで増員したんだって考えも浮かぶけど、表に出る情報以外ファンにわかることなんか何もないし、勝手に想像したってそれはただの想像で願望。6人であることをやめてでも進みたい未来があるのなら、私はそれが見てみたい。SnowManの進む方が前だ。

 

ひかるくんのファンになって10年以上経って、今まで色んな変化があった。最初はJr.boysだった。ミスノができて9人になって、1人辞めて8人になった。2人が抜けて6人に、受験休みで5人に、戻ってきて6人はSnowManになって、でも事務所は2人だけを引き抜こうとしてた。メンバーが辞めてしまうかもしれないと感じたことも何回もあって、就活をしてるらしいなんていう噂に怯えた。

2015年くらいまでは事務所がSnowManをないがしろにするのを早く諦めて欲しいと思ってた。SnowManは馬車馬で便利屋で、いつだって替えがきくような扱いをされていた。薄い氷の上を走り続けるような感覚でファンをしていた。

 

SnowManじゃなきゃダメだって事務所に伝えるために少しでもファンが増えて欲しかった。この数年でSnowManのファンは目に見えて増えたように思う。そのタイミングでファンになった方は、SnowManが雑誌や少クラに出るのは当たり前で、一緒に舞台をやっているグループと横並びの様な感覚な人が多くいた、のかな。わかんないけど。でも私には全然横並びには思えてなかった。


事務所に推されてないんだ!と喚くにはたくさんのお仕事があったし、グループとして個人として他と比べて何かが足りないとか差があるとは思ってなかったけど、圧倒的な数で示さないと足場は脆く崩れてしまう不安がずっとあって、でもその当たり前じゃないんだよ!って感覚は私個人のもので、歯痒さを感じることもあった。


ひかるくんは、嘘がつけない人だと思う。適当に話を合わせておけばいい場面でだって思ってないことは言葉にしないから、ひかるくんが口にしたことを私は全部信じられる。そのひかるくんが「9人で頑張るので応援よろしくお願いします」って言うなら、信じる以外の選択は私にはない。

 

TVガイドの記事を見て、もちろん言えないことはたくさんある中でそれでも前に進むんだっていう決意を感じた。もしかしたらシンメは崩れるかもしれないし、センターは変わるかもしれない。でもシンメってただの立ち位置じゃなくて概念だから場所が変わったくらいで揺るがないし、どこにいても私のセンターは岩本照しかいない。

 

増員の話を聞いた時に、最初に浮かんだのは「ひかるくんはどう思ってるのかな?」だった。この1.2年くらいでかなりファンに素の姿を見せてくれるようになって、SnowMan以外がいると途端に静かになってしまうから、またそうなってしまうのかな、とか、どうやって9人になることを飲み込んだのかな、とか。考えてもわからないことをひとしきり考えて、考えるのは辞めた。ひかるくんはもう25歳で、決して子供じゃない。だからきっと大丈夫だし、それでこの先ふてくされたりされたら逆に困惑してしまう。私が知ってるSnowManは、本当は6人がよかった!とか思いながら9人で仕事する程不誠実ではないと思う。だって決めて走り出したんだから。

 

アイドルはイコール「偶像」だけど、彼らには彼らの人生がある。ファンは頼まれてファンをしてるわけじゃないし、人の人生に責任は持てない。だから全ての選択肢はもちろんアイドル側にあるし、タレントでも商品でも同じだけど消費者側から見てズレを感じたら、ズレてるのは自分だと私は思ってる。

 

一回、ひかるくんが辞めてしまうかもしれないと思った時、目の前が真っ暗になった。比喩じゃなく一カ月毎日泣きながら吐いてて、ひかるくんがいない世界では生きていけないと思った。たかが趣味でバカみたいなのかもしれないけど、出来るだけ出来るだけ大事にしたいなってその時に思った。今まで辞めずに続けてくれることも、今ステージに立ってくれてることも、応援させてくれることも何も当たり前じゃないから、この奇跡とひかるくんの努力と選択に感謝してる。

 

 

ひかるくんが望むことはできたら全部叶えて欲しいし、自分の出来ることはしたい。6人のSnowManは無くなるわけじゃなくて、思い出は大事にしまって、新しく9人のSnowManとしての道のりを見ていきたい。

ひかるくんとSnowManには未来を掴み取って欲しい。

 

 

今日、南座SnowManの新しい章が始まる。

重圧や不安は計り知れないし、9人で進むんだ!と決めた状態でYouTubeのコメントやツイッターをもし見てたら今のSnowManは「客席全員味方だ」とは思えないかもしれない。それでもキッチリ仕上げてくると思うし、パフォーマンスに関しては私は何にも不安はない。ひかるくんは、初日の幕が上がった瞬間に全部決まると言ってた。成功する以外の選択肢はないけど、大成功して勢いをつけて走り出して欲しい。25歳、26歳、はっきり言って時間はもうそんなにはない。だからこそ今出来る全力で背中を押したい。

 

いろんなことを考えるけど、ひかるくんが、SnowManが笑っていられたらいいなぁと思う。
SnowManが、新しい夢を掴めますように。


滝沢歌舞伎ZERO初日、おめでとうございます。

 

 


おしまい